⑭支台歯について

支台歯とは、虫歯で大きく歯を削ったり、何かしらの理由で歯を失ってしまい、その状態で銀歯やブリッジ等を被せられない時に、被せるための土台(コア)を作った歯のことを言います。
例えば、虫歯で歯の一部を失ってしまったりすると、虫歯の部分を取った後大きな虫歯であればあるほど、歯としてはもろくなっていきます。
また、歯の中には神経があり、神経には血管もあるため、その血管を通して歯に潤いを与え丈夫さを保っているのです。
しかし、虫歯が大きく神経をとらざるおえないこともあります。そうなると、神経がある歯に比べ、やはりどうしても弱くなってしまいます。
そこに、無理やり銀歯を被せたりすれば噛んだ時にかかる咬合圧により、歯が折れてしまったりします。そうなると、なんのために治したのかわからなくなってしまいます。
それを補い形成し出来上がったものを支台歯と言います。支台歯を作るもう1つのメリットは、綺麗に歯を再形成し直すので、無理な傾きを直したりすることは不可能ですが、多少の傾き程度なら、支台形成を行うことで若干の歯並びを治すことも可能になります。
歯科の矯正の中に、補綴矯正というものがありますが、歯を削り支台形成を行い、均等な並びの支台歯を数本作り被せることで、綺麗な歯並びを手に入れることも可能です。
しかし、虫歯もない綺麗な歯を削り補綴矯正をするのは、歯の寿命のことを考えてもお勧めはできないので、虫歯で数本前歯を直さなければいけなくなってしまったり、事故で前歯を折ったりなど、致し方なく歯を削らなければいけなくなった時に、そんな方法もあるんだと覚えておいても良いかもしれません。
また、支台歯に後々銀歯やブリッジを被せるので、支台歯形成をいかに綺麗にするかは、大切なところです。
段差があれば、そこから虫歯の再発のリスクが出てきたり、食べかすが詰まって歯肉炎を起こしたりもするため、いかに綺麗に形成するかは歯科医の腕の見せ所だと思われます。