⑮ファイバーコア、メタルコアについて

支台歯をつくるためには、土台を作らなければいけません。
土台の素材として昔から使われているメタルコア。新しい素材として出てきたファイバーコアがあります。
大きな違いとしては、金属が金属じゃないかです。
メタルコアの製作は、歯形取りをしたものに石膏を流し歯の形を起こし、それをもとに歯科技工士が製作していきます。
メタルコアのメリットは、保険で製作可能ということ。
多くの症例で使用可能ということ。だと思います。
デメリットは、硬い金属で作るためくさびの原理で歯が割れてしまうことがあります。
また、あまりにも深く長いメタルコアを使い歯の中に埋め込んでしまうと、再治療との時に除去困難になってしまい、治療が不可能になる可能性があります。
メタルコアを接着剤で歯につけた後、銀歯などを被せるために、形成し支台歯として完成させるのですが、削った金属の粉が歯茎に付着してしまい、歯茎を一部黒く(メタルタツー)させてしまうことがあります。
金属アレルギーの方にはは使えないこともあり、またオールセラミックなどを被せた時に下のメタルコアが透けてしまう可能性があります。

▼ファイバーコアのメリット
特殊な光で硬め作るものなので、歯科医院で部位によっては歯の中に直接製作可能なことがあります。
また、ファイナーポストという、テニスのラケットにも使われている特殊な繊維を中に入れることで、より頑丈にしつつもしなやかさをもたせ、強度を保つことができます。
金属アレルギーの方に使用可能です。
オールセラミックを被せた時にファイバーコアの色が白に近いため、オールセラミックを被せた時に色を邪魔することがありません。
メタルコアとは違い金属でできていないので、あまりにも大きな咬合圧や負荷が生じた時に、くさびの原理で歯が割れる心配が少なくなります。ファイバーコアが割れて歯の土台は守られ、再治療の可能性が広がります。
デメリットは、保険が利かないことがあり自費負担になることがあります。

▼歯科助手と歯科衛生士の違い。
大きな違いは、国家資格を所有しているかしていないかです。
歯科衛生士は、口腔内に手を入れることが可能ですが、歯科助手は口腔内に手を入れることはできません。
主に、受付作業や歯科衛生士歯科医師の補助をし治療を円滑に進めるための、大切な役割を担っています。
歯科助手を数年間続けたからといっても、歯科衛生士の受験資格は与えられません。
専門学校や大学で、必要な実技や講習を3年学ぶことで、受験資格を得ることができます。
歯科助手と歯科衛生士では、できることの近いが多くありますが、どちらも歯科医院にとっては必要な人材であり大切な存在です。
新人の歯科衛生士よりも、長年勤めている歯科助手の方が何倍も知識も経験もあり、患者様からの信頼を熱く得ていることも多々あります。
どの職種も素敵な仕事だと思います。”